私が5年生の時両親は離婚し、私たち3兄弟は母が面倒を見ることになりました。
母は30歳で3人の子育てをしなければならなくなり、離婚の手続き後姫路で仕事も大変で収入も少ないので非常にストレスが溜まっていたんでしょう、私たち子供たちには非常につらく当たることが多くありました。
母に言われて辛かったことはたくさんありますが、まず一番つらかったのはこの言葉です。
あんたは父親に似とる。
離婚の原因は父の不倫です。父はお金持ちの家で甘やかされて育ったらしく、とても自由な人でした。不倫したのも一度ではないみたいで、それ以外でも母にはとても迷惑をかけていたみたいです。母はいつも父の悪いところをたくさん言っていました。私たち兄弟は父は非常に悪い人だという認識をしていました。
そして母は機嫌が悪いとき私にこういうのです。
あんたは父親に似とる。
あれだけ悪口を言って悪い人だと認識している父親に似ていると母に言われるのです。
自分はとても悪い人間なんだと、とても落ち込みました。
いまだにその言葉を言われるときに辛さは覚えています。
母も大変だっただろうから仕方がないという気持ちもありますが、今でもこの言葉を言う母は好きになれないところがあります。