離婚をした途端に、その人に対する世間の評価が一変してしまった例を知っています。まあ具体的に言いますと、私のいとこのことなのですが。
彼女はちょっとステータスのある職業の人と結婚していたので、親戚一同からも一目置かれていたところがあったのですよね。平均的な偏差値の高校を卒業して、短大を出て、そしてフツーに事務職OLをやっていたところでの「○○の嫁」的なポジションにおさまることができましたので、地元の友達からも「彼女はすごいわ、ラッキだったね」ぐらいに羨望の眼差しを持って見られていたりしたのですよね。
ですから、優しくもされていたのでしょう。しかし、彼女が離婚手続きを進めた途端に、なんだかそれまでの評価がどっかに吹っ飛んでしまったかのごとく、彼女に対して敬うことがなくなったのが、私的に衝撃的なことでしたね。
今までは「彼女ことを下げてはいけない」的な意識が暗黙の中あったのですが、けれども離婚をして「○○の嫁」から、「バツイチ事務職OL」になった途端にコレですよ。
離婚が怖いというよりも、離婚によりガラリと変わった世間の意識が怖いと思いました。私も確かにその意識があることは否定することができないのですが。